鎌倉・大船・藤沢の歯医者・矯正歯科

ストレスによる歯痛の特徴とは?原因と対処法を詳しく解説

「歯痛の原因はストレスって本当?」

ストレスは、歯が痛む原因のひとつとして挙げられます。

ストレスと歯痛は、実は深い関係にあるのです。

この記事では、ストレスによる歯痛の特徴について、原因と対処法も併せて解説しています。

ストレス性歯痛の特徴や原因を知れば、適切に対処できますよ。

「自分の症状がストレス性歯痛に当てはまるかどうか気になる」「歯痛の軽減方法を知りたい」といった方は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。

ストレス性歯痛の特徴

ストレス性の歯痛にはいくつか特徴があります。

  • 歯や歯茎の周辺がズキズキと痛む
  • 男性よりも女性のほうが発症しやすい
  • 歯茎はくすんだ色になることが多い
  • 歯の治療を受けても治らない場合がある

当てはまる症状はありますか?

「虫歯や歯周病でもないのに歯が痛い」「上の症状に当てはまるものがあった」という方の歯痛は、ストレスが原因かもしれません。

ストレス性歯痛の原因と対処法

ストレス性歯痛の原因として考えられるのは、以下の4つです。

  • 歯ぎしり、食いしばり
  • 免疫力低下
  • 唾液分泌量低下
  • 頭痛や肩こりからの関連痛

それぞれの対処法も併せて解説していきます。

原因①歯ぎしり・食いしばり

ストレスを感じると、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことがあります。

これは、ストレスがあると交感神経が優位になって顎周りの筋肉が緊張し、歯ぎしりや食いしばりをしやすい状態になってしまうためです。

逆に、ストレスを発散させるための癖だとも考えられます。

歯ぎしりや食いしばりによって強い力が加わり続けると歯にヒビが入り、知覚過敏や炎症の原因となってしまうのです。

対処法:マッサージ

歯ぎしり・食いしばりの対処法のひとつとして、マッサージが挙げられます。

顎周りの筋肉を、円を描くイメージで指で優しくマッサージしましょう。

咬筋と呼ばれる顎周りの筋肉の緊張をほぐすことで、歯ぎしりや食いしばりの改善が期待できます。

対処法:マウスピース

就寝時にナイトガードとしてマウスピースを着用するのも有効な対処法のひとつです。

歯科医院でご自身に合った専用のマウスピースを作製できます。

マウスピースによって歯ぎしりや食いしばりを完全に治すことは難しいですが、歯を守ることに繋がります。

原因②免疫力低下

ストレスが溜まっているとき、体の免疫力は低下する傾向にあります。

これは、ストレスによって十分な栄養と睡眠が取れなくなるためです。

免疫力が低下した口内では菌が繁殖しやすく、歯や歯茎の痛み・腫れといった炎症が起こることがあります。

普段から丁寧な歯磨きによって口内を健康に保っている方はそれほど大きな問題になることはありません。

しかし、日常的なセルフケアがおろそかになっている場合、溜まった歯垢・歯石がトラブルのタネとなってしまうのです。

対処法:生活習慣の見直し

免疫力の低下から歯痛を発症している方は、生活習慣の改善によって歯痛を緩和しましょう。

栄養バランスの整った食事、適度な運動、充分な睡眠を取り、規則正しい生活を送ることが大切です。

また、歯磨き等のセルフケアをより入念に行いましょう。

免疫力の低下が歯痛に繋がらないよう、土台となる健康な口内をしっかり保てると良いですね。

原因③唾液分泌量低下

ストレス性の歯痛には、唾液も密接に関係しています。

人間の口内は、唾液の自浄作用や抗菌・殺菌作用によってある一定の環境に保たれています。

これによって虫歯や歯周病の原因となる菌の繁殖を抑えられているのです。

しかし、強いストレスを感じると唾液の分泌量は低下し、唾液の持つ自浄作用や抗菌・殺菌作用がうまく機能しなくなってしまいます。

そうして虫歯や炎症が起こりやすくなり、痛みを感じるのです。

対処法:ガムを噛む

唾液の分泌量が低下している方は、ガムを噛むのがおすすめです。

ガムを噛むと唾液の分泌が促進されるだけでなく、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られます。

ストレスや不安が軽減され、歯痛の緩和に繋がるでしょう。

原因④頭痛や肩こりからの関連痛

関連痛とは、ある部位に発生した痛みが、その部位に隣接する部位またはまったく別の部位にも痛みを引き起こしてしまうことです。

ストレスが溜まっている方は頭痛や肩こりに悩まされる傾向にありますが、それらの痛みが歯痛に繋がってしまう場合があります。

神経は相互に繋がっているため、もともと痛む部位とは異なる部位が痛むケースもあるのです。

対処法:体を温める

ストレスによって血行不良を起こしている場合は、湯船につかる・ホットタオルを患部に当てるなどして体を温めると良いでしょう。

痛みの緩和が期待できます。

ただし、湯船に長時間浸かり続けたり、湯船やホットタオルの温度が高すぎたりする場合は逆効果になるケースもありますので、注意してください。

また、血行不良ではなく炎症によって痛みを感じている場合は体を温めるのは避け、患部を冷やすと良いでしょう。

対処法:鎮痛薬を飲む

どうしても痛みが引かない場合は、鎮痛薬を服用するのもひとつの手です。

市販の鎮痛薬では成分等に不安があるといった方は、通院した際に歯科医師に相談しましょう。

ご自身に合った薬を処方してくれます。

ただし、鎮痛薬に頼りすぎるのはやめましょう。

痛みが我慢できないほど強い場合は、早めに歯科医院を受診してください。

ストレス性歯痛の治療法

ストレスによる歯痛に対して、ご自身でできる対処法をご紹介しました。

それでは、病院ではどのような治療を行うのでしょうか?

  • 歯科医院でのメンテナンス
  • 心療内科の受診

ここでは上の2つについて解説します。

歯科医院でのメンテナンス

ストレスによる歯の痛みがあるときは免疫力が低下している傾向が高く、虫歯や歯周病を発症しやすい傾向があります。

そんなときこそ歯科医院の定期検診を受診しましょう。

ご自身では難しいケアも含め、クリーニングによって口内を清潔な状態にしてくれます。

また、「歯が揺れる」「歯茎が腫れている」など気になる症状がある方は定期検診を待たず早めに受診し、歯科医に相談するようにしましょう。

心療内科の受診

ストレス性歯痛の改善にはストレス解消が一番ですが、完全にストレスをなくすことは難しいでしょう。

ストレス性歯痛の緩和・改善には、心療内科の受診も有効な治療法です。

抗うつ薬を処方してもらい、服用することで、およそ8割もの人に改善が見られるとも言われています。

実際に、日本歯科医学会は非定型歯痛の治療に抗うつ薬を推奨しています。

ただし、抗うつ薬を服用すると副作用が出る場合もありますので、注意してください。

歯が痛むときにやってはいけないこと

歯が痛むときにNGとされる行動は3つです。

  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 長風呂

これらの行動は血流をよくしてくれますが、炎症を起こしている場合には逆効果になるのです。

一時的に痛みが消えたように感じることはあっても、結局は痛みが強くなってしまいます。

歯が痛むときはアルコールや激しい運動を避け、ぬるめのシャワーを浴びる程度にしましょう。

まとめ

以上、ストレスによる歯痛の特徴や原因、その対処法について解説しました。

ストレス性の歯痛は、歯ぎしり・食いしばり、免疫力低下、唾液分泌量低下、頭痛・肩こりからの関連痛などが原因として挙げられます。

マッサージをする、マウスピースを着用する、ガムを噛むといったそれぞれに合った対処法を実践すれば、痛みの緩和・改善につながるでしょう。

痛みを強める飲酒・長風呂などは控え、普段からストレスを溜めないようにしてください。

さらに、ストレス性歯痛の緩和・改善には、歯科医院のメンテナンスや心療内科を受診することも有効な治療法といえます。

本記事が読者の皆さんにとって役立つものになっていれば幸いです。